運送業許可申請は行政書士が絶対安心!メリットや選び方を丁寧に解説

運送業許可申請は行政書士が絶対安心!メリットや選び方を丁寧に解説 行政書士

運送業を始めるためには緑ナンバーの取得が必要です。個人では取得ができないため法人を立ち上げる必要がありますが、そこでは事業計画書の作成や書類の提出、法令試験など、様々な課題をクリアしていく必要があります。

「ただ書類を作ればOK」というわけでもありませんので、緑ナンバーを取得できるまでに概ね半年~1年かかるケースが多いです。

え!?
1年もかかるの!?

そう驚かれるかもしれません。

しかし、緑ナンバー取得までにかかる1つひとつの課題に必要な期間を考えると、決して大げさな時間ではないことがわかります。

まず、1つの書類を作成するにしても「どんな書類が必要なのか」「どんなこと記載すればいいのか」「どこに行けば手に入るのか」を調べるだけでも数日かかりますし、完成には1週間かかっても珍しくありません。

法令試験に関しても、「試験が2ヶ月に1回しか行われない」「試験勉強に3~4週間使う」と考えれば、数ヶ月単位での時間が必要となります。

極めつけは『運輸局の審査』です。提出した書類を確認してもらい、審査結果が届くまでに4ヶ月もかかります。さらに、慣れない作業で書類内容に不備があれば…

このように何かと時間がかかる緑ナンバーの取得。それを短縮してくれるのが運送業専門の行政書士です。

後ほど詳しくお話しますが、行政書士は国土交通省や運輸局に提出する書類作成や手続き代理を行ってくれるため、効率よく緑ナンバー取得を行うことができます。

このページでは、まず初めに『行政書士の業務内容』や『詳細な依頼メリット』、後半では『失敗しない行政書士選びのポイント』などをご紹介していきます。これから運送業を開始するために行政書士を探している方は、ぜひ参考にしてみれください。

行政書士とは

行政書士とは、行政手続きに特化した専門家です。私たちの代わりに行政機関(運送業の場合は国土交通省や運輸局など)とのやり取りや書類作成をしてくれる頼れる存在だと考えてください。

同じような専門家で言うと弁護士や司法書士がありますが、弁護士や司法書士とは異なり、法律事務ではなく行政機関とのやり取りに特化しています。行政書士は国家資格であり、その取得には合格率10%しかない厳しい試験をクリアする必要があります。

運送業を始める際、行政書士の重要性は非常に高いです。なぜなら、運送業は様々な許認可や手続きが必要とされる厳格な業界であり、これらを的確に行うことが事業の安定的な運営に欠かせないからです。

行政書士は運送業の許認可取得に関する手続きや書類の作成を代行し、クライアントが法令違反なく適切に業務を行えるようサポートします。運送業許可申請や各種届出書の提出、法令の遵守に関するアドバイス、必要な書類の整備などを行政書士が行うことで、私たち事業者はビジネスに集中できるようになります。

特に運送業界では、交通規制や運転免許制度、車両の要件など様々な法令が関係するため、行政書士の専門知識が不可欠です。

行政書士の業務内容

運送業における行政書士の業務内容は多岐にわたります。

  • 新規許可申請
  • 経営許可申請
  • 届出書類の作成
  • 許認可の更新手続き
  • 資金計画の作成
  • 運送業に関する法令や規制のアドバイス
  • 運送業に必要な資格取得の手続き
  • その他の手続きや書類作成

新規許可申請

運送業を始める際に必要な許可申請を行政機関に代行して提出します。このページをご覧になられている方が利用するサービスがこちらとなります。

また、運送業を得意とする行政書士であれば「許認可に必要な要件を満たしているかの調査」「法令試験の対策」「司法書士や社会保険労務士の紹介」など単なる書類作成や提出代行だけでは終わらない幅広いサービスを受けることもできます

経営許可申請

既存の運送業者が経営を継続するために必要な許可申請を代行するサービスです。新規許可申請はこれから運送業を始める人の向け、経営許可申請は既に始めている人向け、と覚えるといいでしょう。

ただし、トラック事業者が分類される一般貨物自動車運送業は運送業許可に期限がなく、更新は必要ないため、利用する機会はありません。

利用するのは貸切バス事業(一般貸切旅客自動車運送事業)の事業者です。5年ごとに更新を行わなければ事業を継続できないため、こちらのサービスを利用します。

届出書類の作成

運送業に必要な届出書類を作成し、行政機関に提出します。開業届出書、車両の登録・変更届出書、運行管理者の変更届出書などの作成代行を検討の際に相談するとよいでしょう。

これらの届出書類は正確かつ適切に作成・提出することが重要です。間違った情報や不備があると、許可取得や経営に支障をきたす可能性があります。また、法令や規制に違反することを防ぐためにも、行政書士の専門的な知識と経験を活用して届出書類を作成することが推奨されます。

許認可の更新手続き

運送業許可の有効期限が切れる場合、更新手続きを行い継続して業務を行えるようサポートします。経営許可申請とは違い、こちらは車両の許可や運行管理者の許可など、運送業に必要な様々な許可や届出が有効期限を迎えた際に利用します。

これらの更新時には新たな要件や規制が追加されているケースもあるため、スムーズな更新を行えるのがメリットです。

資金計画の作成

運送業を始めるための資金計画を立て、必要な経費や予算の計算を行います。具体的には、開業に必要な初期費用の算出、経常的な運営費用の見積もり、予想収入の算出、収支バランスの確認など。新規許可申請の際も「事業開始に要する資金及び調達方法」を記載した書類の作成をサポートしてくれます。

経験豊富な行政書士は、運送業の特性や市場状況を考慮に入れてリアルな資金計画を立てることができますので、心強いですよ。

運送業に関するアドバイス

法令や規制に関するアドバイスを提供し、運送業の法的な側面をサポートします。違法行為を自ら行うケースは無いかと思いますが、「知らないうちにやっていた」ケースであれば誰にでも可能性はあります。

トラブルを未然に防ぐためにも常に専門家とコンタクトを取っておくと安心ですし、万が一の時も迅速に対応し被害を最小限に抑えられます。

運送業に必要な資格取得の手続き

ドライバーや運行管理者、整備管理者など、運送業に必要な資格の取得手続きを支援します。また、トラック事業者であればGマークの取得や働きやすい職場認証制度の認証取得でお世話になることがあります。

その他の手続きや書類作成

運送契約書や輸送伝票など「日常業務に関わる書類の作成」、事業報告書や輸送実績報告書など「毎年提出が必要な書類の作成」も行政書士のサポートとして受けることができます。

行政書士の資格取得に関する難易度や条件

2023年時点での直近5年分の行政書士の合格率は11.642%。100人受けても11人しか受からない難関の資格です。

年度 合格率
令和4年度 12.13%
令和3年度 11.18%
令和2年度 10.7%
令和元年 11.5%
平成30年度 12.7%

出典:(財)行政書士試験研究センターHP

ちなみに、行政書士以外の法律系国家資格の合格率が弁護士39.2%、司法書士5.2%、税理士20.3%、弁理士9.7%です。

試験の内容は広範で、民法、行政法、商業法、刑法など幅広い法律知識の理解が求められるほか、実際の行政手続きや書類作成に関する知識も必要です。行政書士は国家資格であり、その専門性を高めるために試験の難易度は高く設定されているといえるでしょう。

試験対策には、多くの受験生が専門学校や予備校の講座を受講し、一生懸命に学習に取り組んでいます。試験の合格には時間と努力が必要であり、一般的に複数回試験に挑戦した人が多数を占めています。一発合格は珍しいです。

運送業特化の行政書士は珍しい

ただでさえなるのが難しい行政書士ですが、実は行政書士の中にも「建築関係が得意」「遺産関係が得意」といった感じで得意分野が異なっています。医者で例えると外科、内科、眼科…のようなものです。

そして「運送業関係が得意」という行政書士は、その他の分野と比べると非常に数が少ないのが実情です。

理由は2つ。

1つ目は『運送業許認可業務が他分野に比べて難易度が高いから』です。

他分野の仕事では必要書類を作成して提出した時点で行政書士の役目が終了します。しかし、運送業許認可業務の場合は書類を提出するだけではなく、申請書類の内容や経営体制、車両の要件など多くの要素が必要条件を満たす必要があります

単純に考えても「書類作成だけで終わるのか」or「それとも書類作成以外にもやることがあるのか」で考えれば、後者の方が難易度が高いのは当然のことです。

2つ目は『運送業関連の仕事が他分野に比べて案件数が少ないから』です。

こちらは需要の問題。日本国内における行政書士の案件数が多いと思われる順番に並べると、以下のイメージです。

  1. 不動産業
  2. 建設業
  3. 商業業
  4. 医療業
  5. 運送業

不動産業は不動産取引や賃貸借契約など多岐にわたる法的手続きが必要となり、行政書士の需要が高い業種です。建設業も建設許可や工事の届出などに関連する手続きが多いため、行政書士の案件数が多いとされます。商業業は店舗開業や許認可に関する手続きが多いことから、行政書士の需要も比較的高いです。

一方、医療業は専門的な医療法規や厚生労働省とのやり取りが必要なため、行政書士の案件数は他の業種に比べてやや少ない傾向があります。運送業も専門的な知識が求められる一方で、他の業種に比べて行政書士の数が少ないとされます。

以上の理由から、運送業特化の行政書士は珍しいと言えます。

ただ、私たち依頼者からすれば、選ぶ選択肢が最初から限られているので、むしろ迷わずに済むメリットがあります。ホームページ上でも運送業に強いことを謳っている行政書士も多いです。ぜひ探してみてください。

業界最安値水準の費用で行政書士に依頼してみませんか?

SBサポートでは運送業に強い行政書士の仲介を行っております。調べてみたけどよくわからない、専門的なアドバイスが欲しい、新規許可申請をトータルでサポートして欲しいなど、御社のお悩みにあわせた解決案を模索・提示させていただきます。依頼料も業界最安値水準。初回相談は無料です。

まずはお気軽にご相談くださいサービス内容の詳細はこちら

 

運送業許可取得を行政書士に依頼するメリット

最短で事業を開始できる

半年~1年ほどかかる新規許可申請(緑ナンバーの取得)ですが、書類作成に手間取ったり、試験に何度も落ちていればもっと時間がかかってしまいます。

行政書士に依頼することは、ある意味『攻略本を手に入れることと同じ』。最短で確実に事業を開始したいのであれば、まず行政書士への相談から始めることが最適解と言えます。

面倒な作業から解放される

運送業許認可の手続きをはじめ、行政書士に依頼する書類作業はどれも複雑で時間を要するため、自分で行う場合には多くの労力と時間を必要とします。

しかし、行政書士が適切な書類の準備や手続きを代行してくれるため、事業に集中することができます。また、行政書士の専門的な指導により書類の不備やミスを防ぐことができ、確実な取得を実現できます。

専門的なアドバイスとサポートをもらえる

行政書士は書類作成と提出代行が主な仕事ですが、運送業専門の行政書士であれば、経営体制や車両の要件など書類以外の認定に必須な条件をアドバイスしてくれます。こういったトータルでのサポートがあるからこそ『攻略本を手に入れることと同じ』と言えるわけです。

また、一度行政書士と繋がりを持っていれば、毎年の事業報告書の提出や定期的な監査対策、業界全体の大きな法令変更など、様々な場面で専門的サポートをもらうことができます。結果的に安定した事業継続にも繋がることは間違いありません。

失敗しない行政書士の選び方

ただ、メリットの多い行政書士も選び方を間違えてしまうと逆に時間とお金だけがどんどん無くなってしまいます

例えば、ここまで当ページでは『運送業特化の行政書士』がいることをお伝えしてきました。もし知名度と実績が豊富でも『不動産特化の行政書士』を選んでしまえば、知識はあなたとほぼ同じレベルで何もスムーズに進まないでしょう。

ここからは失敗しない選び方を3つご紹介します。これらはこれまで弊社にご相談いただいた事業者様の失敗談をもとに作成していますので、しっかりとポイントを抑えることで間違いのない行政書士を選ぶことができます。

選び方1.運送業特化の行政書士を選ぶ

ホームページの業務内容ページSNSのプロフィールを見ると、どの分野について取り扱っているか(強いのか)が記載されています。運送業に強ければ、まず間違いなくその旨が記載されています。

逆に「行政書士」とだけ検索して出てきたものや知名度だけで選ぶと失敗しますし、せっかく相談しても断られてしまうこともあります。

選び方2.コミュニケーション不足や不親切な対応でないか確認

行政書士とのコミュニケーションがスムーズであるか、しっかりとサポート体制が整っているかも重要なポイントです。

特に行政書士は個人もしくは数人で行っているケースが多いため、もし相性が合わなければ最後まで合いません。ファーストコンタクトの段階である程度見極めるように意識しておきましょう。

許認可取得の際は何かと疑問や不安を抱えます。丁寧な対応と迅速な回答ができる行政書士を選ぶことで、要望や問題解決に対して適切なサポートが受けられます。

選び方3.若い行政書士に依頼する

年を取ると経験は豊富になりますが、そのぶん最新事例に対応できなかったり、古い考えに固執してしまうケースが少なくありません。慣れは積極的な学習意欲を損なわせます。医者も、若い先生の方が現場で常に新しい症例に触れるため、実は年配の先生よりも頼れる存在だったりします。

ホームページやSNSに掲載された写真を参考にすれば、若い行政書士か判断するのは難しくないでしょう。

行政書士をご紹介します

私たちSBサポートでは、運送事業者様への提携行政書士の紹介を行っております

若くてやる気も十分。
フレッシュさを最大限活かしたスピーディーなメッセージ対応&書類作成を行いますので、特に「急いで事業の認可を取らないといけない」「通常業務が忙しいから、隙間時間で効率よく終わらせたい」といった事業者様からお喜びいただけることが多いです。

もちろん、運送業に特化して行政書士業務を行っておりますので「上手く話が通じない」「ミスが多い」なんてことはありません。

報酬も業界最安値水準。初回は無料相談も行っております。

お困りごとがございましたらお気軽にご連絡ください。

行政書士

トラック事業(一般貨物運送事業)の新規許可申請で行政書士が行ってくれる5つのこと

トラック事業の新規許可申請は、複雑な手続きや書類作成が必要な場合があります。そのため行政書士に依頼するのが一般的ですが、初めての依頼だと「どんなことをしてもらえるのかイメージできない」という方も多いのではないでしょうか? そこで、このページ...
お電話でのご相談050-3631-5868