徹底解説 セーフティバス

当文章は、
貸切バス安全性評価認定制度についてSBサポートが解説を加えたものであり、
貸切バス安全性評価認定制度の認定取得を保証するものではございません。
当情報は平成30年度のセーフティバス申請書を元に記載しております。

再確認 セーフティバス認定取得の目的

まずはここが最も肝心です。
なぜセーフティバスの認定を取得する必要があるのか?

「更新時のテストが免除されるから」

それが目的ではありません。
目的はただ一つ。


「安心・安全なバス会社の実現」


ただこれだけです。
邪な考えを捨て、まずはこの目的を再確認しましょう。

安心・安全なバス会社の実現になりますので、
今後の巡回指導・監査等にも自信を持って対応いただける様になります。

これを実現させるためには、当然ながら一朝一夕にできるものではありません。
毎日のコツコツとした取り組みにより、それが実現できるのです。

「来月の申請に間に合わせたいから、急いでくれ!」
「金を払えば、お宅が認定取得を保証してくれるんだろ!?」

この様なお声が多いのは事実です。
私共が認定を出すわけではありませんので、当然認定の保証はできません。

私共ができることは、セーフティバスの認定取得に向けて地道な努力をする中で、
そのサポートをすることです。

そのため、
できれば申請の半年以上前から私共との関わりを持たせていただきたいと考えております。

そうすれば安心・安全への取り組みの徹底ができる様になりますので、
結果的にセーフティバスの認定取得に近づくことになります。

晴れてセーフティバスの認定が取得できれば、
胸をはってステッカーを掲示してくださいね。
そして、安心・安全なバス会社を継続させてください。


もう一つ大切なことがあります。

なぜ、
「安心・安全なバス会社を継続させる」必要があるのでしょうか?


それはたった一つの理由です。


「お客様に満足をしていただきたいから」


ただひたすらに、これだけです。

一般的にお客様に満足されれば、リピートが増えます。
多くのバス会社様は、
お仕事の大部分は旅行会社様からの依頼ではありませんか?

お客様のリピートが増えれば、
お客様から直接お仕事の依頼が来るようになります。

これはどのバス会社でもできることなのです。
ここがポイントです。

どの会社も営業努力をすれば、お客様から直接仕事が来るようになります。

セーフティバスの本質は、実はそこにあるのです。

「更新が近いから」
「仕事を取るために」
「周りがやりだしので、そろそろ我が社も」

そのような理由ではありません。
安心・安全なバス会社を実現することにより、
お客様から直接仕事を受けることができるようになります。

経営の用語で言うと、
これは業界内の力関係を変えると言うことです。

セーフティバスをきっかけに、
これに挑戦する絶好の機会です。

是非多くの企業が努力をして、
自社の未来の姿を考えていただきたいと思います。
バス会社として、今後どのように在りたいのか?
どのようなバス会社を実現したいのか?
理想のバス会社とは、どんな会社なのか?

少しの努力で、未来は変わります。
是非継続した努力を、一緒にやって行きましょう!


認定の取得をすることも大変ですが、維持をすることはもっと大変です。
取得ができれば、次は維持をするサポートになります。
末永く私共とお付き合いいただければと思います。

徹底解説!! セーフティバス申請に必要なこと

ここでは、セーフティバスの申請書を徹底解説します。
これによって、自社で対応する際の参考にしていただければと思います。
また、取り組みを継続させる道しるべになればと考えております。

そもそも、

  • 法令を遵守している
  • 無事故、無違反

この時点で、セーフティバスの申請において40点は獲得できています。
ここから60点~90点を如何に狙えるかが、
セーフティバス認定においての重要なポイントになります。

事業計画等

  1. 休憩仮眠施設の位置
  2. 休憩仮眠施設の収容能力
  3. 宿泊施設の確保状況
  4. 休憩仮眠施設の保守・管理

ここで大切なことは提出している事業計画の内容と、
現状に変更がないかどうかです。

  • 事務所が移転した
  • 駐車場の場所を変更した

この様なことはありませんか?

  • 移転により、駐車場の間口が実は狭く帰省をクリアしてない。
  • 休憩仮眠施設がなくなった、若しくは狭すぎる。

この様なケースが稀にあります。


施設の整理整頓に関しては、
基本的には毎日、少なくとも週1回は清掃・整理・点検を行ってください。

担当者を決め、清掃箇所チェックリストを作成し、
いつ、誰が、どこを対応したのか、
誰がみても一眼でわかるようにしていただければ問題ありません。

「宿泊所」と陸運局には届出をしているけど、
今はただの物置です。。。
このようなことはありませんか?

清掃の大切さに関しては、ニューヨーク市警の落書き撲滅作戦をご存知でしょうか?
重大犯罪が繰り広げられていたニューヨーク市において、犯罪を激減させた施策は何か。

それは、軽微な犯罪である街の落書き清掃作戦でした。
軽微なエラーを断つことにより、重大なエラーを断つことができます。
事故・事件が頻発するようであれば、まずは身近な場所の整理整頓の徹底からです。

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