徹底解説 セーフティバス

当文章は、
貸切バス安全性評価認定制度についてSBサポートが解説を加えたものであり、
貸切バス安全性評価認定制度の認定取得を保証するものではございません。
当情報は平成30年度のセーフティバス申請書を元に記載しております。

改善

  • 事故の再発防止策を検討し、出来上がった改善策が社内に周知・実施されているか
  • 経営者は、少なくとも年1回は安全の確保に向けた取り組み状況(安全目標・安全計画・安全管理の取り組み体制、情報伝達体制、事故防止策、教育訓練等)を点検し、問題があれば改善しているか。また、それらを記録しているか

これも毎月の会議議事録が有効です。
自社で事故がなければ、
国土交通省が発行しているメールマガジンに掲載している事故情報を参考にしてください。

1つの事故について全員で原因と対策を検討し、議論します。できれば紙にまとめます。
これを毎月繰り返しておけば、事故の少ないバス会社が実現することは間違いありません。

情報公開

  • 利用者(外部)に対して輸送の安全に掛かる情報公開を適切に実施しているか

ホームページ等での情報公開が必要になります。
そもそもホームページがないよ、というバス会社様はこの機会に作成をしましょう。
必要な情報公開項目は次の通りです。

  • 輸送の安全に関する基本的な方針(安全方針)
  • 輸送の安全に関する目標(安全目標)および目標の達成状況
  • 事故に関する統計
  • 輸送の安全のために講じた措置及び講じようとする措置
  • 輸送の安全に係る情報の伝達体制その他の組織体制
  • 輸送の安全に関する教育及び研修の実施状況
  • 輸送の安全に係る内部監査の結果並びにそれに基づき講じた措置及び講じようとする措置
  • 安全管理規程
  • 安全統括管理者

これまでセーフティバスの取り組みをしているバス会社様にとって、
特にハードルが高いわけではありませんね。

まとめ

これまで、セーフティバス申請に関する必要項目の確認と解説を行って参りました。
みなさま、いかがでしょうか。
自社で実施するイメージはつきましたでしょうか?

正直、
これを全て自社で完結できる企業は、全体の2割ぐらいではないでしょうか。
よほど意識が高い経営者がいる、事務員に優秀な方がいる、
経営者のご子息・ご令嬢が入社しており優秀で前向きである。

このどれかに該当しない限り、
運輸安全マネジメント及び内部監査まで遣り切ることは難しいかもしれません。

しかし、3つ星を維持しようとすればこれら全てに対応していかなければなりません。
目指すはどのバス会社もセーフティバス3つ星のキープです。

1つ星は法令遵守ができている。
2つ星はそれが継続できていて、プラスαがある。
3つ星は国土交通省が求めてる安心・安全なバス会社が実現できている。

流石に3つ星キープは至難の技です。
どの会社もハードルが高いと思います。

しかし、今一度セーフティバスの目的を思い返してください。
これは安心・安全なバス会社を実現するためにやっているのであって、
決して更新の試験免除などのためにやっているものではありません。

事故がなく、清潔で、サービスが良い、結果お客様に満足いただけ、
リピートの仕事が直接来るようになる。

リピートが直接来るようになれば、収益の改善に繋がり、
更に設備投資が進み、バスの増車・安全への投資に繋がり、
結果的に儲かるバス会社が出来上がります。 これは、業界の力関係の変化が生じるということです。

セーフティバスに取り組む以上は、
是非その先の先の先まで見据えていただきたいところです。

人口減少・働き手の不足・高齢化の煽りは、当然バス会社も直面しております。
実は、その打開策はセーフティバスに集約されているとSBサポートは考えております。

これを機会に、
理想のバス会社の実現に近づいていただければ幸いです。

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